さて、今回の旅でもう一軒行ってみたいと思ったのが、次の店である。いや、店に行きたいというよりは、ぜひ名物料理を味わってみたいという感じだろうか。ということで、上方浮世絵館から歩いて数分、居酒屋「M」へ。入口から見ると大変な混雑に見えるが、勇気をもって突入。何とかカウンターに1席だけ空きがあり、そこに着地。
さて、まずはチューハイで様子を見て、一番気になっているメニュー、カステラだな。
カステラといってもお菓子が出てくるわけではない。しかし、写真を見ればなぜカステラなのかはすぐわかるであろう。見た目がまさにカステラだ。これが何かというと、下の部分は鯛の子を煮て固めたもので(どうやって固めるかは不明)、上の部分はカニみそという、実に酒飲みのための、それでいて痛風が猛烈に心配になってくるような名物料理なのだ。
早速食べると、ちょうど良く食べやすい硬さ。これは大量に食べてはいけない味がするな。こうなると、飲み物は燗酒しかありえないだろう。チューハイを飲み干して、燗酒に切り替え、その後、良いタイミングでお造り盛合せ(小)がやって来た。
刺し盛りのサイズは相対的なものだろうが、これが小サイズか? 中身は鰤、マグロ、平目、イカ、サーモンと5点盛りである(値段は1000円くらいした模様)。サーモンは大阪まで来て食べたくなかったが、イカは新鮮でいい印象。そして、平目のモッチリ感、鰤の歯ごたえの強さはまあ北海道ではお目にかからない味わいだ(マグロはまあ普通)。
鰤の切り身が大きく、ちょっと腹一杯になって来た。燗酒をもう一本頼んで、さて、後はどうするか。隣のオヤジが頼んだ茶わん蒸しも美味そうだった。他の注文は鰤かま焼き、ホルモン炒め辺りが多いが、ちょっと大物すぎる。よだれ鶏なんていうのもメニューにあったが、変化球すぎる。
そんな中、私の迷いを振り払ったのは「出汁巻き!」との注文だった。そうだ、関西にはそれがあったか、ということで即注文。見ていると、店主らしき人が鉄板の上に卵液を流し、巻いては形を作っている。それが到着した。
早速食べてみると、これはもう「焼き茶わん蒸し」だね。焼いた香ばしさと、まだ少し半熟の卵と出汁の感じが両立しているのだ。札幌の居酒屋でも結構出汁巻きや玉子焼きを食べる私だが、これに関しては関西に負けを認めるしかないだろう。
あまり品数を食べられないのは残念だが、会心の居酒屋訪問であった。ここも気持ちよく過ごせる名店だよ。
さて、まずはチューハイで様子を見て、一番気になっているメニュー、カステラだな。
カステラといってもお菓子が出てくるわけではない。しかし、写真を見ればなぜカステラなのかはすぐわかるであろう。見た目がまさにカステラだ。これが何かというと、下の部分は鯛の子を煮て固めたもので(どうやって固めるかは不明)、上の部分はカニみそという、実に酒飲みのための、それでいて痛風が猛烈に心配になってくるような名物料理なのだ。
早速食べると、ちょうど良く食べやすい硬さ。これは大量に食べてはいけない味がするな。こうなると、飲み物は燗酒しかありえないだろう。チューハイを飲み干して、燗酒に切り替え、その後、良いタイミングでお造り盛合せ(小)がやって来た。
刺し盛りのサイズは相対的なものだろうが、これが小サイズか? 中身は鰤、マグロ、平目、イカ、サーモンと5点盛りである(値段は1000円くらいした模様)。サーモンは大阪まで来て食べたくなかったが、イカは新鮮でいい印象。そして、平目のモッチリ感、鰤の歯ごたえの強さはまあ北海道ではお目にかからない味わいだ(マグロはまあ普通)。
鰤の切り身が大きく、ちょっと腹一杯になって来た。燗酒をもう一本頼んで、さて、後はどうするか。隣のオヤジが頼んだ茶わん蒸しも美味そうだった。他の注文は鰤かま焼き、ホルモン炒め辺りが多いが、ちょっと大物すぎる。よだれ鶏なんていうのもメニューにあったが、変化球すぎる。
そんな中、私の迷いを振り払ったのは「出汁巻き!」との注文だった。そうだ、関西にはそれがあったか、ということで即注文。見ていると、店主らしき人が鉄板の上に卵液を流し、巻いては形を作っている。それが到着した。
早速食べてみると、これはもう「焼き茶わん蒸し」だね。焼いた香ばしさと、まだ少し半熟の卵と出汁の感じが両立しているのだ。札幌の居酒屋でも結構出汁巻きや玉子焼きを食べる私だが、これに関しては関西に負けを認めるしかないだろう。
あまり品数を食べられないのは残念だが、会心の居酒屋訪問であった。ここも気持ちよく過ごせる名店だよ。