本日は近美→三岸→資料館→道銀駅前支店→エッセ→三越→さいとう→スカイホール→らいらっく→富士フイルム→大通→道新→500m美術館の13か所。
■北海道立近代美術館「日本の美百花繚乱」。ほぼ観覧の列が途切れないくらいの混雑。前期とはかなりの作品が入れ替えになっているので、後期もぜひ見てほしいものだ。
琳派「白梅図屏風」:木の表面に苔むす感じが上手く表現されている。
岩佐派「源氏物語図屏風」:御簾の文様や雪舟風の浮世絵など、細かい所のテク自慢がいい感じだ。
伊藤若冲「象図」:楽し気な作品だと思う。
曽我蕭白「山水図」:細やかさとトーンの強さを兼ね備えた作品。
円山応挙「海棠金鶏図」:しかし、今回有名どころで色彩が華やかといえば、この作品くらいかなあ。
岩駒「猛虎之図」:猫っぽくない、珍しくも荒々しい虎の図。説得力がある。
淵上旭江「海市図」:巨大な島は蜃気楼なのだそうだが、デフォルメが過ぎているのではあるまいか。
谷文晁「墨水夜月図」:ススキだろうか。墨による魅力ある曲線は素晴らしい。
歌川広重「東海道五拾三次」:「日本橋 朝之景」が結構ガサガサの紙質で驚いたが、やはり全体を通してデザインの魅力はある。
ロビーでスタンプラリー(葛飾北斎「冨嶽三十六系 神奈川沖浪裏」を5色のスタンプで版画っぽく仕上げるもの)をやっていたが、スタンプの場所が1つ分からず、大人にあるまじきくらい時間がかかる。しかし、こういう記念品はちょっと嬉しいものだ。
→スタンプラリーの出来上がり。色ずれ若干あるが、ま、しょうがない。台紙がなくなると終了とどこかで聞いた。
■三岸好太郎美術館「フランク・シャーマンコレクション選」。1階は三岸作品(「時計台(リトグラフ原版)」は初めて見たかも)、2階がフランク・シャーマンコレクションの展示だった。近美の展示と重複するものが最初の方にあったが、大部分は初展示だと思う。
朝井清「[軍都最後の日]広島の夕焼」:原爆ドームの背景には累々たる死者。そして空はまだ空気がざわめているかのようだ。
■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ<VOL.1>」。
寺田朱里「女子高校生の(非)日常」:これは個人の区別がつかないような女子高生の振る舞いを描いた作品。同年代の個性を描いた作品と、無個性さに着目した作品がある。
津田光太郎「きっともう、拾うことはできなくとも」:部屋をうめる画材は、同時に作者の顔を形作ってもいる。何となく物量が自分のアイデンティティを表現しているところは、共感するものがある。
■札幌市資料館、三越ギャラリー「おおば比呂司癒しの世界展」。没後30年記念ということで、複数会場で展覧会が開催されている。スタンプラリーをやっており、「結構いい賞品がでるようです」という話もあったが、面倒なのでパス。それから道庁あかれんが庁舎会場に行くのを忘れた。これは後日行こう。
■さいとうギャラリー「石垣渉 展 ~水彩の世界~」。
「笹~コスモ~」:風景をバランスよく描く人という印象だが、これは対象にクロースアップした異色作。
「分岐点II」:農地とも湿地とも見えるようなところにある分岐する道と、遠くに見える巨大ビル。私の感覚ではビルには違和感があり、もう一つの作品「分岐点」の方がしっくりくる印象だ。
■富士フイルムフォトサロン「山口大志写真展「アマゾン―密林の時間」」。まるで動物たちを提供するプロダクションがいたのではないかと思えるくらい、良いシーンの写真が多い。もちろんこれは冗談で、作者の努力のたまものだろうと思う。
■500m美術館「絵画の現在地」。通りすがりにチラ見はしていたのだが、やっと写真撮影とともにじっくりと見た。
佐藤克久(作品と作品名は必ずしも一致するように表示されていなかったため、作品名不明のものが多い)
↓
武田浩志。
↓
久野志野。
↓
西田卓司。
↓
小林麻美。
↓
中田有美。油彩と写真映像をコラージュした、意欲的な巨大作。
↓
野原万里絵「青い絵」。とても写真に入りきらない超大作。意外と私好み。
↓
久野志野と小林麻美の作品制作のためのスケッチ、というか構想図があったのも嬉しいところだ。
道新ギャラリーに立ち寄った所、シャッターがしまっており休みかと意外な感じがしたのだが、北向きのシャッターだけ故障しているようだった。
この後、諸事情により立ち寄ったところで、伊藤隆道「光・花」を発見。1989年に設置されたもののようだ。
■北海道立近代美術館「日本の美百花繚乱」。ほぼ観覧の列が途切れないくらいの混雑。前期とはかなりの作品が入れ替えになっているので、後期もぜひ見てほしいものだ。
琳派「白梅図屏風」:木の表面に苔むす感じが上手く表現されている。
岩佐派「源氏物語図屏風」:御簾の文様や雪舟風の浮世絵など、細かい所のテク自慢がいい感じだ。
伊藤若冲「象図」:楽し気な作品だと思う。
曽我蕭白「山水図」:細やかさとトーンの強さを兼ね備えた作品。
円山応挙「海棠金鶏図」:しかし、今回有名どころで色彩が華やかといえば、この作品くらいかなあ。
岩駒「猛虎之図」:猫っぽくない、珍しくも荒々しい虎の図。説得力がある。
淵上旭江「海市図」:巨大な島は蜃気楼なのだそうだが、デフォルメが過ぎているのではあるまいか。
谷文晁「墨水夜月図」:ススキだろうか。墨による魅力ある曲線は素晴らしい。
歌川広重「東海道五拾三次」:「日本橋 朝之景」が結構ガサガサの紙質で驚いたが、やはり全体を通してデザインの魅力はある。
ロビーでスタンプラリー(葛飾北斎「冨嶽三十六系 神奈川沖浪裏」を5色のスタンプで版画っぽく仕上げるもの)をやっていたが、スタンプの場所が1つ分からず、大人にあるまじきくらい時間がかかる。しかし、こういう記念品はちょっと嬉しいものだ。
→スタンプラリーの出来上がり。色ずれ若干あるが、ま、しょうがない。台紙がなくなると終了とどこかで聞いた。
■三岸好太郎美術館「フランク・シャーマンコレクション選」。1階は三岸作品(「時計台(リトグラフ原版)」は初めて見たかも)、2階がフランク・シャーマンコレクションの展示だった。近美の展示と重複するものが最初の方にあったが、大部分は初展示だと思う。
朝井清「[軍都最後の日]広島の夕焼」:原爆ドームの背景には累々たる死者。そして空はまだ空気がざわめているかのようだ。
■三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ<VOL.1>」。
寺田朱里「女子高校生の(非)日常」:これは個人の区別がつかないような女子高生の振る舞いを描いた作品。同年代の個性を描いた作品と、無個性さに着目した作品がある。
津田光太郎「きっともう、拾うことはできなくとも」:部屋をうめる画材は、同時に作者の顔を形作ってもいる。何となく物量が自分のアイデンティティを表現しているところは、共感するものがある。
■札幌市資料館、三越ギャラリー「おおば比呂司癒しの世界展」。没後30年記念ということで、複数会場で展覧会が開催されている。スタンプラリーをやっており、「結構いい賞品がでるようです」という話もあったが、面倒なのでパス。それから道庁あかれんが庁舎会場に行くのを忘れた。これは後日行こう。
■さいとうギャラリー「石垣渉 展 ~水彩の世界~」。
「笹~コスモ~」:風景をバランスよく描く人という印象だが、これは対象にクロースアップした異色作。
「分岐点II」:農地とも湿地とも見えるようなところにある分岐する道と、遠くに見える巨大ビル。私の感覚ではビルには違和感があり、もう一つの作品「分岐点」の方がしっくりくる印象だ。
■富士フイルムフォトサロン「山口大志写真展「アマゾン―密林の時間」」。まるで動物たちを提供するプロダクションがいたのではないかと思えるくらい、良いシーンの写真が多い。もちろんこれは冗談で、作者の努力のたまものだろうと思う。
■500m美術館「絵画の現在地」。通りすがりにチラ見はしていたのだが、やっと写真撮影とともにじっくりと見た。
佐藤克久(作品と作品名は必ずしも一致するように表示されていなかったため、作品名不明のものが多い)
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武田浩志。
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久野志野。
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西田卓司。
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小林麻美。
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中田有美。油彩と写真映像をコラージュした、意欲的な巨大作。
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野原万里絵「青い絵」。とても写真に入りきらない超大作。意外と私好み。
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久野志野と小林麻美の作品制作のためのスケッチ、というか構想図があったのも嬉しいところだ。
道新ギャラリーに立ち寄った所、シャッターがしまっており休みかと意外な感じがしたのだが、北向きのシャッターだけ故障しているようだった。
この後、諸事情により立ち寄ったところで、伊藤隆道「光・花」を発見。1989年に設置されたもののようだ。