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Channel: 散歩日記X
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2018年のアート(作品部門)

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私が今年見た(主に)絵画作品の中で、まずは気になったものを列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

イワン・クラムスコイ「月明りの夜」
イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」
吉村芳生「ケシ」
甲斐庄楠音「幻覚」
「虚空蔵菩薩立像」(醍醐寺)

ハブリエル・メツー「手紙を書く男」
細川亜矢「求めよ さらば与えられん」
パウル・クレー「子供と叔母」
ジョヴァンニ・セガンティーニ「悪しき母たち」(陶板模作)
ウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノータイム」

李禹煥「影の間」
内藤礼「母型」
ジャック=ルイ・ダヴィットと工房「マラーの死」
ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」
宇流奈未「未知」

鈴木長吉「十二の鷹」
「千手観音菩薩坐像」(葛井寺)
テリーサ・ハバート、アレクサンダー・ビルヒラー「フローラ」
池田光弘「Untitled」

さて、ベスト5は以下としよう。

■吉村芳生「ケシ」
前半のモノクロ画から、一転して総天然色世界へ。振り切れ方が素晴らしい。

■ジョヴァンニ・セガンティーニ「悪しき母たち」(陶板模作)
あまりにも寂しく悲しい風景に、胸が苦しくなる傑作。

■ウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノータイム」
直島の地中美術館に広がる美の神殿。神秘的な美しさに感銘。

■内藤礼「母型」
豊島美術館にある、中に入る形の作品。自然を見える化し、その揺らぎを楽しむ作品。いつまでも見ていられる。

■ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」
正直なところ、セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」、今まで良いと思ったことが一度もなかった。しかし、プーシキン美術館のこの作品を見た瞬間に「ああ、これは素晴らしいわ」と思ってしまった。どこが違うのか良く分からないのが、私の残念な所である。

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