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Channel: 散歩日記X
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2018年のアート(入らなかった)

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いろいろな方の2018年のベスト展覧会記事を拝見しているが、やはり誰もがベストに入れてくる展覧会がある。しかし、私自身の去年良かった展覧会としては上げていないものが、当然のごとくいくつかある。なぜそうだったのか、ちょっとだけ書いてみたい。

■三菱一号館美術館「フィリップスコレクション」
■国立西洋美術館「ルーベンス展―バロックの誕生」
■東京都美術館「ムンク展」
上記3展覧会については、まだ見ていないためである。できれば見たいのだが…

■国立新美術館「ピエール・ボナール展」
ボナール作品ばかりで、もちろん悪くはなかったのだが、単に好みでないということか。

■東京国立博物館「マルセル・デュシャンと日本美術」
デュシャンの絵画は予想以上に良かった。しかし、日本美術とつながるか? テレビで「デュシャンが便器を置いたように、竹を切ってポンと置いたのが利休」といった話を聞いたような気がするが、竹筒はまず水を入れるという実用のためのものである。それをすっ飛ばして同じと言われても、という感じ。

■上野の森美術館「フェルメール展」
いや、困った。単にフェルメールの作品が沢山並んでいたことしか思い出せない。一点一点も悪くはないのだが、展覧会としての感動がなぜか皆無なのである。他の方もあまりこの展覧会には触れていないような気がする。

■北海道立近代美術館「極と巧 京のかがやき」
北海道の人には良かったと思う。超絶技巧展を2回、七宝展を東京で見た私には特別なものは感じられない。

■江別セラミックアートセンター「東京国立近代美術館工芸館名品展 多彩なる近現代工芸の煌めき」
これも直前に工芸館に行ったからね。「十二の鷹」が一羽しか展示されていなかったのもなあ。

■国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
■国立西洋美術館「プラド美術館展」
この二つ、作品は良かったが、展覧会としてはまとまりがない事例。

■東京国立近代美術館「熊谷守一 生きるよろこび」
これも時代を追って見ていく良さはあった。しかし、どうしても後半はパターン化としか思えないんだよなあ。

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