2018年のアート(入らなかった)
いろいろな方の2018年のベスト展覧会記事を拝見しているが、やはり誰もがベストに入れてくる展覧会がある。しかし、私自身の去年良かった展覧会としては上げていないものが、当然のごとくいくつかある。なぜそうだったのか、ちょっとだけ書いてみたい。 ■三菱一号館美術館「フィリップスコレクション」 ■国立西洋美術館「ルーベンス展―バロックの誕生」 ■東京都美術館「ムンク展」...
View Article今年のテーマをいかにするか
さて、バーにおける今年のテーマをいかにするべきか。 私は毎年バーで注文するカクテルにテーマを持たせており、昨年はカンパリをテーマとしていた。「カンパリで何かカクテル作って」だけだと、話がふくらまないので、「カンパリと○○でショートカクテルを」と言うことにしており、「○○」にはスピリッツであったり、また別のリキュールを指定したりするのである。これで1年間やり切れるのが望ましいと思っているのだ。...
View Article恒例の新年会
1軒バーに行った後は、恒例の新年会。20人近く集まり、すすきのの居酒屋「SS」へ。酒を大量に飲む。飲み放題にすると、一人当たり料理2品を注文しなくてはならないらしく、最後にアイスクリーム大量発注でしのぐ。 1月2日のすすきの。 ↓...
View Article20190103最近読んだ本
■「去就」今野敏 ■「さっぽろ、昭和30年代」 なかがわつかさの評論と北海道絵画展。長く置きっぱなしにしていたのを、やっと目を通した。 ■「ローダンNEO14 宇宙オペラ」ヴィム・ファンデマーン ■「モノクローム・レクイエム」小島正樹 ■「恋と禁忌の術語論理」井上真偽 数理論理学によるアームチェアディティクティブ。さらに全体構造を通じた仕掛けもある。 ■「酒談義」吉田健一 以下、図書館の2冊。...
View Article2018年バー初め
今日は体を慣らしておくために出社。仕事に出てきている人はとても少なく、私の仕事も定時で終了。早速すすきののバー「N」へと向かう。去年は1月4日からいきなり東京に行っているので来られなかったが、2年ぶりの年初1番目の客となった。 今年はどうするかな。シャキッとするサウダージからスタートしよう。...
View Article新春東京(8)山種美術館
まずは有楽町から恵比寿へと移動する。 ■山種美術館「皇室ゆかりの美術-宮殿を彩った日本画家-」。 下村観山「老松白藤」:今回撮影可能な作品。山種美術館では展覧会につき1点を撮影可能にしているようである。 荒木寛畝・渡辺省亭「赤坂離宮下絵花鳥図画帖」:これは博物画の風味もあり、なかなかいい。 東山魁夷「満ち来る潮」:気持ちが大きくなる、大スケールの作品。...
View Article新春東京(9)インドカレー
恵比寿から上野に移動。山手線を一周してしまった。 ちょうど昼時になり、上野駅構内で昼食。今日はまだ席の空いていた「SD」へ。ダブルカレーセットで、キーマとスパイシーチキンの2種を選んでみた。 少し待つと定食形式のカレーが到着。カレー2種とご飯(もちろんナンも選べる)、サラダ、デザート(謎のデザートは紅茶ゼリーのような気がする)のセットである。...
View Article新春東京(11)東京都美術館
さて、一番混雑していると噂の「ムンク展」だ。 ■東京都美術館「ムンク展」。入場は10分待ちでさほどでもなかったが、前半戦のポートレート、版画小品で時間がかかっているようだった。思い切ってここはすっ飛ばす。 「地獄の自画像」:これはとても地獄っぽい。 「青空を背にした自画像」:ところが、明るいこの作品もある種の地獄を思わせるのだ。 「スペイン風邪の後の自画像」:本当に文明崩壊?...
View Article新春東京(10)国立西洋美術館
■国立西洋美術館「ルーベンス展」。かなりこってりした西洋料理風。さすが「4番サード、ルーベンス」の実力である。 ルーベンス「アベルの死」:立体感と深みで、人間という理念が存在していることが分かる。 ルーベンス「キリスト哀悼」:ハイライトなどのテクニックも既に使っている。 ルーベンス「死と罪に勝利するキリスト」:とにかく男性は骨太な人が多い。...
View Article新春東京(12)ハラミユッケ
さて、日曜日でも開いている店が多い上野で一杯やっていこう。ということで、今日の一軒目は「HC」2号店だ。 ビル地下の店に入り、かなり長いカウンター席の中央付近に腰を下ろす。まずは飲み物。紅茶ハイというのがあるので、これにしよう(予想と違って、甘いヤツだったのでがっかり)。つまみはハラミユッケと味玉メンマの2品だ。...
View Article新春東京(13)味噌カツ
荷物が少々重いので、一旦ここまでにして、ホテルに戻り、荷物を整理した後、銀座で2軒目へと向かう。 しかし、しかしであった。今日は日曜日なので、あらかじめ日曜日営業の店を押さえてはおいたのだが、2軒連続、19時で閉店ではないか。まさか早じまいとは思っていなかったな。...
View Article新春東京(14)いよいよ仕事
さて、いよいよ仕事の日だ。 6時少し前に起床。朝はサンドイッチを食べ、やっと本筋の出勤へ。なかなか風の冷たい東京の街をちょっとだけ歩き、地下鉄で移動。30分かからずに到着するのだから、楽なものである。 新年のあいさつを何人かにして、テレビ会議を一つ済ませてから、メインの仕事へ。 : : : 仕事終了。あっさりしすぎているが、もちろん、何をやっているか書くわけには行かないではないか。...
View Article新春東京(15)サントリー美術館
飛行機はツアー予約のため、早い時間に変更することはできない。ということで、やむを得ず、月曜日も開いている美術館へ。 ■サントリー美術館「扇の国、日本」。 「彩絵檜扇(熊野速玉大社古神宝類のうち)」:今日の国宝1点目。檜で出来た木の扇である。 「扇面散双鶴鏡」:鏡の文様として、11枚の扇(すべて模様が違う)を散らし、さらに鶴亀を配したおめでたいもの。 「臥雲日件録...
View Article新春東京(16)たたき
さて、空港に向かうために浜松町に到着。タイミング的に良いので、ここに立ち寄るかと、居酒屋「A」へ。恒例の店頭立ち飲みも良いが、今日は疲れているため席に座りたい。 店の人に「一人ですが」というと、早くも発生している混雑のため2階に上がることになった。どうやって上がるかというと、店内にエレベータがあるのだ。こんなの昔からあったっけ? それとも建て替えの際に作ったのかな。...
View Articleまだ、新年気分
私自身は新年気分ではないのだよね、もう。ところが、二十四軒の居酒屋「F」にくると、割と周りの人は新年気分であった。「昨日、仕事始めで、途中から飲んじゃったから、ちゃんと仕事したのは今日からかな」とか、のんきな雰囲気である。 さて、いつものごとく酎ハイを頼み、納豆豆腐とニシン漬けでスタート。 焼物は塩で鶏軟骨だな。 タレで豚串だ。しかし、いつも同じものしか頼まないよな。...
View Articleその厚みたるや
先週は東京に行っていたので、久々にのんびりと過ごす札幌の週末である。昼食はあまり深く考えず、大通のチェーン店「M」でとんかつを食べることにする。店頭でメニューを見ていると、おお、良いのがあるじゃない。店に入り、操作がちょっとわかりにくい券売機で、厚切りロースかつ定食の食券を購入。 サーバーから冷たい緑茶を持ってきて、しばし待つ。...
View Article20190112ギャラリー巡り
本日は大通→富士フイルム→三越→SONY→スカイホール→さいとう→HOKUBU記念絵画館→エッセ→大丸→紀伊国屋→道新→NHK→レタラの13か所。 雪のいきなり増えた札幌。昼前のスタート。 ■大通美術館「大地/開墾2019 楢原武正展」。相変わらず正月明けから良いものを見させてもらう。一番奥の大きなインスタレーションは、打ち捨てられた廃坑を見る思いだ。 ■三越ギャラリー「近代現代洋画名作展」。...
View Article今年も頼れる店
今日は琴似に戻ってきて、いつも信頼のおける店「D」へ。ちょっと昼食がこなれていないところもあるが、一杯やっていくことにしよう。最初は燗酒。松の司の普通酒を出してもらうが、これは等外米を使っているせいで普通酒になっているが、純米酒でもあるとのこと。通しは肉団子(後で聞くと、ドライマンゴーが入っているらしい。が、写真なし)である。...
View Article20190113最近読んだ本
■「日本の同時代小説」斎藤美奈子 1960年代から2010年代の文学の流れを概説した本。私自身はミステリとSFしかあまり読まないが、まあ、ある程度は理解できる。 ■「星間帝国の皇女」ジョン・スコルジー 銀河帝国をささえる超光速移動のルート、「フロー」が崩壊しつつある。帝国は失われ、人類はそれぞれの星系で生きるしかないのか? ■「カササギ殺人事件 上下」アンソニー・ホロヴィッツ...
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