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Channel: 散歩日記X
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20190202ギャラリー巡り

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本日は市民→アリアンス→富士フイルム→大通→グランビスタ→三越→スカイホール→さいとう→ARTスペース201→SCARTS→紀伊国屋→大丸→資料館の13か所。

好天の中、スタート。好天ゆえかなり寒い。



■札幌市民ギャラリー「第21回道展U21」。
小杉理桜「シャッターチャンス」:道路工事をしている街角でスマホのカメラを構える少女。風景全体が縦長に圧縮された不思議なイメージ。
山口紗瑛「蕾」:ピンク地に植物から構成される象を描いた細密作品。この手の細密画形式の作品はいくつかあったが、これが良かった。
加来結菜「我儘」:同級生に手を引かれるが、壁に指を食い込ませて抵抗する少女。指の食い込んだ後がオレンジ色になり、よほど悔しいのか。

谷内山莉花「閑寂」:描かれた女性のノースリーブから見える肌が生々しい。
木村このか「落日」:かなり写実度の高い人物画。こういうの好きなんだよね。
田村星斗「ANIMARIA」:熊型の椅子と亀に豚、さらに鳥を重ねた立体作品。形作りに加え彩色も良くやっている。

東茜「くらげと少年」:上を向いてくらげを見る少年の表情。未来と不安を感じる。
佐々木誠「次世代案山子 雷電01」:スイカを持つ(雷電スイカだろう)丸っこいロボット。かなりサイズが大きく、こういうのに取り組んでいる姿が良いと思う。
西村英「定位置」:段ボールに入った猫。段ボールの雰囲気が特に好ましい。
菅原しずく「楽器」:オレンジと青緑の管楽器を描いた版画作品。シンプルなデザインがいい。

■富士フイルムフォトサロン「専門学校 札幌ビジュアルアーツ写真学科 平成30年度卒業制作作品展」。
小野寺栞里「彩」:水と油を使い季節感を表現した作品。色が薄いものについては、写真写りが悪いのだが…



■ARTスペース201「第6回群青」。
岩佐俊宏「Re:code Tokyo-Invisible Expression-」:多分私好みだと思うのだが、どうしても一つ足りなく感じるのは何だろうか。文字情報が少ないせいなのかな。
柿崎秀樹「(タイトルなし)」:変形した家の間取りを沢山接続したような作品が好みである。

SCARTSに向かう地下通路に映像が映し出されていた。



■SCARTSスタジオ「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」。札幌における除雪をテーマにした展示。一番奥で展示されていたのは、おそらくは札幌市における除雪の経路を光で表現したものだと思うが、説明不足ではないか。札幌の事情を知らない人から見たら「ぽかーん」だと思う。それから展覧会名を調べようとホームページを見たが、あまりにも見づらくて良く分からない。どうしたいのだろう。

除雪を可視化した展示。



■札幌市資料館「さっぽろ垂氷(たるひ)まつり2019」。次の写真に写っているのは、回転式巨大つらら造形装置というもの。私自身は「巨大つらら」と言われると、木造の学校校舎の2階から下まで伸びる鍾乳石のようなつららを思い浮かべるので、いささか物足りない。



疲れたため、資料館の中で甘いもの休憩。



■札幌市資料館「李征穆 The reflection of Naked Face」。
おそらくはソウルの街の風景だろうか。17階建ての近代的マンションは写真では106号棟と115号棟が見て取れたので、少なくとも10棟はありそう。また高層住宅ではあってもゴチャゴチャしたもの、それらのビルの谷間を撮影した打ち捨てられたような風景写真があった。かなり興味惹かれる写真展である。

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