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Channel: 散歩日記X
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3度目の静岡(3)

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今日はこれで近場の展覧会見学は終わり、一旦ホテルにチェックインする。前回、静岡にきたときも宿泊した「ホテルガーデンスクエア静岡」なので、場所もすぐ分かり、チェックイン。部屋は3階と低層階なのがありがたい(ただし、正面にカラオケボックスがあり、眺めは最悪か。まあ、こだわりはないのだが)。





ウェルカムドリンクにはコーヒーなどの他にアルコールがあり、ありがたく頂くことにした。部屋の冷蔵庫にはミネラルウォーターも入っており、それもありがたい。



少し休憩して、早速夜の街へ向かおう。ということで、ホテルから歩いて1〜2分のところにある居酒屋「TKN」へ。ここは混雑するからなと恐る恐る入ったら、17時ちょっと前だというのにカウンターはほぼ満席で、1席だけ空いていたところに座る。危なかったかも。



さて、まずは燗酒を頼み、ぶりあらというのを注文しよう。


→通しは冬瓜? にそぼろ餡か。

酒を一口やり、ぶりあらに手をつけたところで、隣から「へえ、そんなのあるんだ」と声があった。「ええ、ちょうど目の前にメニューがあったんで」といいながら、大根とぶりを食べる。値段のせいもあるが、ぶりあらに「身」の部分は少な目で、大根がメインかも。



声をかけてきた隣の大将は(多分)69歳、元商社マンで引退して静岡に住むことになったらしい。商社マン時代はスペイン、アルゼンチンにも行ったことがあるという、なかなかの人物である。すっかりこの店に馴染んでいるようだったが、店に来出してまだ6年なのだそうだ(その前は東京在住)。

私も札幌から遊びに来ており、静岡もこの店も3回目だということを話しておいたら、後で2代目の店主がきたときに、紹介してくれて話をすることができた。今の店は3代目中心に回しているのだが、2代目(76歳だそうだ)も、注文の品を出したり、働いているようだ。やっぱりこういう家族経営の居酒屋がいいんだよね。

私はこの後、しめ鯖を食べ、隣の大将の勧めで、酒は同じ銘柄の辛口に切り替える。味は同じ傾向だが、さっぱりした感じがするね。



私も旅先のためか心が開放的になり、隣の大将と珍しく喋りづめになる。「よし最後に何か頼もう。うーん、手羽先だな」というのに合わせ、「じゃ、私は焼き鳥をタレで」と注文。ちょうど酒もなくなってきたので、もう一本、辛口を注文する。

「◯◯さん(←名前を教えたらずっとそれで呼んでくれた)、酒強いね」と言われるので「いや、強くもなく、弱くもなくです」と言っておいた。ちょっと大将は年もあるし飲み過ぎかもな。

先に手羽先がきたので、私も1本奢られる。店の人が持ってきたときに「手羽先のワイン焼きです」と言っていたような気がするが、焼き目もきれいで、非常に香ばしい仕上がりなのだ。確かにこれは美味いね。

その後で、私の焼き鳥もやってきた。おお、ボリュームがある。この店、海のものが主なのかと思っていたが、さすがにメニュートップの方に堂々と掲げるだけのことはある。鶏も美味いし、ネギも美味いし、タレも美味い。



これで満足して、すっかり酔っ払ったらしい大将を先に送ってから私も勘定をしてもらった。大将と話し込んでいたせいで、注文が少な目だったか。とてもリーズナブルな勘定だった。まあ、3杯、3品頼んでいるからいいよね。


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