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20190302ギャラリー巡り

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本日は新さっぽろ→HUG→SCARTS→ARTスペース201→さいとう→スカイホール→三越→らいらっく→富士フイルム→大通→グランビスタ→大丸→レタラの13か所。

道路上の雪はかなりとけてきた中を出発。





■新さっぽろギャラリー「ニコンカレッジ札幌校講師展 PHOTO CROSSING 2019」。
上原稔「夜情II」:青森、岩手などの東北地方と砂川、深川などの北海道内の夜の風景を撮影したもの。少し寂しい風景がいい。

通りがかりのテレビ塔。なぜか時刻表示が消えていた。



■SCARTSコート+スタジオ「Nameless landscape」。写真撮影可能、SNSにアップの際は展覧会の場所や名称が分かるようにしてほしいとのことだった。
高幹男:1階のSCARTSコートでは暗闇の中に展示されている作品が多い。ライティングで油性ニスを塗った作品が浮かび上がっている。



真砂雅喜「Entropy #08」:さまざまな言葉が描かれたジェンガがやがて崩壊していく。しかしながら、それは再び積み上げることができるものなのだ。





国松希根太「HORIZON」:パッと見ると風景なのだが、よくよく見れば見るほど画のパーツは単なる染みのようなものに見えてしまい、風景画が解体されていく作品。



2階のSCARTSコートに移動。

モリケンイチ「孤独の電話ボックス-雪原-」:奇怪なモチーフを描く作者だが、それを比較的押さえながらもやはりにじみ出てくる作品群。



風間雄飛「やまやま」:小さな山を描いた作品群。和紙にシルクスクリーンで描いたものだ。



森迫暁夫「メビウスのはじまり」:立体的なメビウスの輪か?



チカホで北方領土にまつわる展示をしていた。正直なところ、北方領土をそれほど返してほしいと思ってもいないし、ロシアを悪の枢軸とも思っていない私だが、北方領土についてどんな表現をしているのかが気になり、基本的な知識をパネル展示してあるコーナーを見てみた。



日本固有の領土だそうだ。



ロシアに不法占拠されているそうだ。



不法に占拠された択捉、国後、色丹、歯舞群島を日本に帰してもらうのだそうだ。



交渉事というのはあると思うが、相手に足元を見透かされ、何も言い返せないばかりか国民にも本当の状況を説明できないような首相・外相はこれを見て勉強しなおしてはどうだろうか。

■ギャラリーレタラ「鈴木隆展」。
「雪の風」:建築現場から集めた木材をビルに見立てて立てたインスタレーション。上の面には白い色を塗ってあり、あたかも冬のビル街を上から眺めたような趣がある。作者の鈴木さんも「NHKの定点カメラで写す、札幌の街のイメージ」と言っていた。その中を白くうねる木材で風を表現しているのだが、マユミという曲がって生える低木で、幹の形をそのまま生かしているのだそうだ。飽きずに見ることができる、素晴らしい作品だった。

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