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20130727ギャラリー巡り

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本日は三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大通→道新→時計台→STV北2条→たぴお→道銀駅前支店→大丸→文学館→創→NEW STARの14か所。

■時計台ギャラリー「自由美術北海道グループ展」。
森山誠「卓上13-4」:斜め位置のテーブルと青い光(テレビ?)がちょっと新鮮だった。
杉吉篤「羽のはえた女」:木のパーツを組み合わせたような人物像。やはり人型になると、見る側の気持ちも変わる。

■STV北2条エントランスアート「加藤宏子彫刻展」。
「cosmos」:エントランスに咲く、圧倒的な白い花。







■ギャラリーたぴお「抽象展」。
宮部美紀:暗い緑に茶色の線が描かれている。何となく1960年代テイスト(よく知らないけど)。
能登智子「呼応」:赤い正方形が二つ。一部がえぐれて下地の水色が見える。
田中季里:黒く男っぽい作品。

八木野蓉子:コラージュされたチラシのせいもあり、地図を思わせるカラフルな作品。
加賀谷智子「5月の朝」:地平線があるので、具象とも言えるか。大気を描く線が見えており、ターナーを思い浮かべる。
藤川弘毅:黄色のパネルを縦に二枚配置し、パネルの塗料にひび割れが出来ているもの。自然になったのだろうけれども、作品としても成立している。

柿崎秀樹:うねるような黒の上にわずかに白。宇宙の闇が漏れだしたかのような作品。

■道銀駅前支店「札幌切り絵の会作品展」。
小林ちほ「八月一日」:驚くべき精度の高さで網目を切り出した作品。これはちょっと凄いと思う。

■北海道立文学館「ファミリー文学館 絵本・カムイの物語」。
「エタシペカムイ〜神々の物語〜」:トドとヒグマが対決して、ちぎれた肉が小さなトドやヒグマとなって落ちていくという神話的物語。
「かわうそものがたり」:大きなかわうそがしまふくろうをからかったため、しまふくろうにつかみ上げられ、天の神様たちの国を飛びまわされる。かわうそは驚いて、おならをブーッ! しまいに振りまわされてバラバラにちぎれたかわうそが地上に落ち、それ以来、かわうその体は小さくなったのだとか。

何ともシュールなストーリーが展開される。



ついでにキタラ前を通る。



■ギャラリー創「因幡都頼展「室内あそび」」。大変良い展覧会だったと思う。
「自分が思っているより」:教室机に座り、空間の中を落下している人物。自分が思っているより、落ちるのは早いのかも。
「見たい、言いたい、聞きたい」:当然、「見ざる、言わざる、聞かざる」の逆パターン。銀色の眼をした坊主が3人、欲望に苦しんでいるのか。
「気づかない」:すき間から見える鼻と口。鼻と口がでていることに気がつかないのか。目が覆われて、目前のものが見えなくなっているということか。
「いつか風は吹きますよ」:脳天から毒々しい花が咲いている。おしべには花粉があるが、めしべの形は人の脳になっている。いつか花粉は心に届くのか。

電車通りを通ると、はじめて新型車両を撮影する機会を得た。

 

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