春の帯広（５）　もう帰宅

ということで、彫刻の径ですっかり時間をくってしまった。おまけに駅から随分遠いところまで来てしまった。急ぎ駅に戻り、お茶を買って電車に乗り込む。



今回の札幌−帯広往復は空いているのが幸いだった。札幌駅では待ち時間少なく乗り換えて、琴似に到着。まだ少し明るい。



じゃ、早速飲みに行こう。１軒目は居酒屋「Ｔ」へ。焼酎の鉄幹を頼んで、通しはタコの玉子と蟹味噌豆腐。しかし何も言わずに出していったが、何だかわからない人の方が多いのではないだろうか。



タコの卵はねっとり、蟹味噌豆腐は程よく味がする。次に刺身盛り合わせを注文。今回はマグロ、サクラマスルイベと白身の魚が出て来た。多分、本日の刺身メニューを見るとのどぐろのように思える。白身なのだが驚くほど脂が乗っているのである。マグロも前回同様上質であった。



天明純米に切り替えて、山菜天ぷらを注文。種類が良くわからないが、ほろ苦く今の季節にピッタリだ。多分、ギョウジャニンニクと思われるものが、何とも味わい深くてよかった。



焼きおにぎりや焼き鯛入りうどんなど、興味深い締めものもあったのだが、私は桜ユッケで締めることにした（全然方向性が違うが…）。桜肉とキュウリ、ウズラの卵が乗せられている。



ちょっとキュウリの食感と合わない気もしたが、馬肉と日本酒の取り合わせは成功だったと思う。カウンターで一人飲み食いしているわけだが、「気を使わなくていい居酒屋って最高だね！」とバカでかい声を出す常連らしい客さえいなければ、私も大変気持ちよく飲めたと思う。食べるものは良いんだけどなあ…