駅前工事中の恵庭駅に到着。
恵庭には2010年に訪問した私の大好きな名店「T」があったのだが、2012年に行ったときには閉店になっていた。まさかあれほどの店がただ無くなりはしまいと、時々調査をしていたのだが、やはり移転再開していたのである。場所は以前とほとんど変わらぬ恵庭の飲み屋街、久しぶりの訪問である。
さすがにかなりの距離を歩いたため、1杯目はビール。通しにはさらしくじらと花ニラの酢味噌という、実に珍しいものが出てきて、期待が高まる。さらしくじらは歯ごたえ中心で味はほとんど無し。ここに花ニラの少し癖のある風味が効いている。
これは単品よりお任せにしてみようかな。続いて生タコ、チップ、本マグロの造り。生ダコはすっきり良い歯ごたえと良い香り、チップは上品な脂がしみじみ美味い。マグロは脂がくどくないなめらかな舌触りである。ここであわてて〆張鶴純に切り替え、酒と刺身の相性を楽しむ。
次は大物、米ナスの味噌田楽である。ここでちょいと甘く熱いものが嬉しい(恵庭は結構涼しいのだ)。水気を十分に残した茄子が美味いね。
苫小牧から近いとあって、ここでホッキ貝の酒盗バター焼が登場。酒も田酒山廃にチェンジ。どう考えても美味いつまみなのだが、酒盗は本当に隠し味になっていて、過剰な押し付けがない。主役のホッキを生かした味付けである。ダメだダメだと思いつつ、貝に残ったバター汁を少々飲んでしまう。
レンコンのめんたいはさみ揚げ、万願寺唐辛子のエビ肉詰めが到着。本来、それぞれ単品でも出ているのだが、お任せにしたため2品同時に食べられるのが嬉しい。レンコンはサクサクとねっとりの中間の揚げ具合。万願寺唐辛子は辛くないのだが、揚げてあるせいかどこか辛い予感の香りがしてくるのが面白い。そこにたっぷりのエビ、これは美味い。
酒も残り少なく、じゅんさいが到着。周りにゼラチン質のプルプルがたっぷり。これは良いじゅんさいだと思う。
そして締めに稲庭うどん。もう大満足だった。
店を出て、送って下さった女将さんに、「何回かお伺いしていたのですが、場所が移転してから初めてです。前の店が閉まっていたときはショックでした」という話をすると、どうやら私の顔を覚えていたようで、非常に喜んでいただけた。私が恵庭とは何の関係もないのにやって来ているのを知って、少々驚いたようでもあった。
また、気分のいい夏の日に、伺いたい店だ。日の落ちて来た中、駅へと向かう。
恵庭には2010年に訪問した私の大好きな名店「T」があったのだが、2012年に行ったときには閉店になっていた。まさかあれほどの店がただ無くなりはしまいと、時々調査をしていたのだが、やはり移転再開していたのである。場所は以前とほとんど変わらぬ恵庭の飲み屋街、久しぶりの訪問である。
さすがにかなりの距離を歩いたため、1杯目はビール。通しにはさらしくじらと花ニラの酢味噌という、実に珍しいものが出てきて、期待が高まる。さらしくじらは歯ごたえ中心で味はほとんど無し。ここに花ニラの少し癖のある風味が効いている。
これは単品よりお任せにしてみようかな。続いて生タコ、チップ、本マグロの造り。生ダコはすっきり良い歯ごたえと良い香り、チップは上品な脂がしみじみ美味い。マグロは脂がくどくないなめらかな舌触りである。ここであわてて〆張鶴純に切り替え、酒と刺身の相性を楽しむ。
次は大物、米ナスの味噌田楽である。ここでちょいと甘く熱いものが嬉しい(恵庭は結構涼しいのだ)。水気を十分に残した茄子が美味いね。
苫小牧から近いとあって、ここでホッキ貝の酒盗バター焼が登場。酒も田酒山廃にチェンジ。どう考えても美味いつまみなのだが、酒盗は本当に隠し味になっていて、過剰な押し付けがない。主役のホッキを生かした味付けである。ダメだダメだと思いつつ、貝に残ったバター汁を少々飲んでしまう。
レンコンのめんたいはさみ揚げ、万願寺唐辛子のエビ肉詰めが到着。本来、それぞれ単品でも出ているのだが、お任せにしたため2品同時に食べられるのが嬉しい。レンコンはサクサクとねっとりの中間の揚げ具合。万願寺唐辛子は辛くないのだが、揚げてあるせいかどこか辛い予感の香りがしてくるのが面白い。そこにたっぷりのエビ、これは美味い。
酒も残り少なく、じゅんさいが到着。周りにゼラチン質のプルプルがたっぷり。これは良いじゅんさいだと思う。
そして締めに稲庭うどん。もう大満足だった。
店を出て、送って下さった女将さんに、「何回かお伺いしていたのですが、場所が移転してから初めてです。前の店が閉まっていたときはショックでした」という話をすると、どうやら私の顔を覚えていたようで、非常に喜んでいただけた。私が恵庭とは何の関係もないのにやって来ているのを知って、少々驚いたようでもあった。
また、気分のいい夏の日に、伺いたい店だ。日の落ちて来た中、駅へと向かう。