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快適な東京(19) 東京ステーションギャラリー

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さて、食事が済んだら東京駅に戻り、初めての訪問となる東京ステーションギャラリーで「ディスカバー・ディスカバー・ジャパン」へ。

「モーレツからビューティフルへ(いま、100億円かけて壊しています)」:大阪万博の跡地の状況を使った広告。今、あの時代も悪くなかったというようなイメージが強くなっていそうだが、そんなにコストがかかったのか。
富士ゼロックス「人間と文明」:広告だが、辰巳四郎、金子國義、福沢一郎、池田満寿夫、粟津潔、マッド・アマノ等のイラストが使用されている。
「ディスカバージャパンポスター」:場所の特定がしづらいように、写真があえてブレていたりする。イメージ戦略なのだ。

「ディスカバージャパン記念入場券(全国版)」:大人30円、子ども10円。
「北海道スタンプの旅」:パンフレットの写真は時計台と大沼公園かな? 今も変わらず。
「季刊ウィズ」:「お寺に泊る」などの特集がされている小冊子。藤本義一、永六輔、沢田研二、笑福亭仁鶴、高石ともや等が文章を寄せている模様。

「とらわれの旅」:朝日ジャーナルに掲載された、強行ツアーで写真を撮りまくり、スタンプを押しまくる旅行者の姿。
「アンアン創刊号」:アンノン族もずっと前の世代だからなあ。
「観光絵葉書セット」:札幌では狸小路、北大理学部、テレビ塔、時計台、牧場、藻岩山ロープウェー、ポプラ並木、赤れんが庁舎が取り上げられているので、他の地域も推して知るべしという所か。

「遠くへ行きたいダイジェスト」:テーマ曲が意外とテンポのいいジャズバンド風である。湖のシーンで霧を作ろうとして煙を出し過ぎ、モデルの女性がむせ返るという、思いっきりやらせシーンが入っていた。これ放送されたのだろうか? おそらくディレクターの言葉だと思うが「こんな番組、嘘だから放送しない方が良いだろうか? しかし、村中の人が誠意をこめて一芝居打ってくれたのだ。賛否はテレビを見た人が決めてほしい」と書かれていた。うーん、悩ましい問題だ。

「Japanese Beautyホクリク」:21世紀に入ってのポスターだが、本質的には何も変わっていないように見える。

正直なところ、このブームが始まった頃は子どもの頃で、まだそんなに旅行にも興味がなかったので、あまり記憶がない。私がピンと来るのは「いい日旅立ち」あたりからかなあ。そんな私が、すっかり今は旅行好きになってしまっているというのも良く分からないものである。

しかし、単純に「昔のポスター、懐かしい!」という感じにはならない、観光の胡散臭さも含めて展示されている、良くできた展覧会だと思った。



ステーションギャラリーの階段室の写真。

 

 
→建物自体が重要文化財なのでレンガにさわるな、と書いてある。

外に出て、東京駅の風景。

 

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