■根津美術館「高麗仏画」。見ているうちにじわじわ来るいい展覧会。日本と高麗の違いが少しわかったような気がする。
「阿弥陀如来像」:根津美術館のものだが、これはいい状態で残っている。如来のパンチパーマと目鼻が真中に集まった顔立ちが怖い。台座の飾りはちょっとだけアール。ヌーボーを感じさせる。重文。
「阿弥陀八大菩薩像」:全員でちょっと左側を向いているので、圧力が弱くゆるめの感じ。若冲が描いた仏画の肌色や子供っぽい顔にちょっと似ている。
「阿弥陀如来像」:高麗では仏は右から左に来迎するらしい。さっきのもそれで左を向いていたのだ(日本は左から右だな)。
「地蔵菩薩像」:日本の地蔵のイメージとは違い、半伽のポーズをとっている。大体、日本では民を救うために歩き出そうとしている地蔵が多いように思っていたのだが、すわっているんだね。重文。
「地蔵十王像」:地蔵菩薩が四天王、梵天、帝釈天、道明、無毒鬼王、十王を従えているという、珍しいもの。
「地蔵菩薩像」:頭に布製の帽子のようなものをかぶり、首飾りや法衣も華やかな感じ。こんなに地蔵のイメージが違うとは思わなかった。
「紺紙銀字妙法蓮華経」:お経の見返絵なのだが金の線がびっしりで、空白恐怖症ではないかとさえ思えてくる。
「水月観音像」:日本ではピンと来ない水月観音だが、驚くような存在感である。周囲の風景もたっぷりと描かれた大作。
「水月観音像」:光背が細長い涙滴形というのが珍しい。色もほのかに光るような緑で、素晴らしい。
「青磁陰刻蓮華唐草文浄瓶」:ガラス状の表面に文様が浮かんでいるかのように見えるいい作品。重文。
この他、2階の常設室では「更紗の魅力」という展示をやっていた。布製品にあまり興味のない私だが、茶道具と共箱とそれを包む更紗という構成だったので、思った以上に楽しめた。
「阿弥陀如来像」:根津美術館のものだが、これはいい状態で残っている。如来のパンチパーマと目鼻が真中に集まった顔立ちが怖い。台座の飾りはちょっとだけアール。ヌーボーを感じさせる。重文。
「阿弥陀八大菩薩像」:全員でちょっと左側を向いているので、圧力が弱くゆるめの感じ。若冲が描いた仏画の肌色や子供っぽい顔にちょっと似ている。
「阿弥陀如来像」:高麗では仏は右から左に来迎するらしい。さっきのもそれで左を向いていたのだ(日本は左から右だな)。
「地蔵菩薩像」:日本の地蔵のイメージとは違い、半伽のポーズをとっている。大体、日本では民を救うために歩き出そうとしている地蔵が多いように思っていたのだが、すわっているんだね。重文。
「地蔵十王像」:地蔵菩薩が四天王、梵天、帝釈天、道明、無毒鬼王、十王を従えているという、珍しいもの。
「地蔵菩薩像」:頭に布製の帽子のようなものをかぶり、首飾りや法衣も華やかな感じ。こんなに地蔵のイメージが違うとは思わなかった。
「紺紙銀字妙法蓮華経」:お経の見返絵なのだが金の線がびっしりで、空白恐怖症ではないかとさえ思えてくる。
「水月観音像」:日本ではピンと来ない水月観音だが、驚くような存在感である。周囲の風景もたっぷりと描かれた大作。
「水月観音像」:光背が細長い涙滴形というのが珍しい。色もほのかに光るような緑で、素晴らしい。
「青磁陰刻蓮華唐草文浄瓶」:ガラス状の表面に文様が浮かんでいるかのように見えるいい作品。重文。
この他、2階の常設室では「更紗の魅力」という展示をやっていた。布製品にあまり興味のない私だが、茶道具と共箱とそれを包む更紗という構成だったので、思った以上に楽しめた。