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Channel: 散歩日記X
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なぜか高松(3)刺身

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さて、いよいよ夜となり(まだ明るいが)、本日の一軒目は居酒屋「BT」へ。カウンター数席、テーブル2卓(だったか)の小ぢんまりとした店である。カウンター席に座り、ビールでスタート。

この店、通しは無いようだがすぐに出る料理を3品ほど作っているということで、マカロニサラダを頂くとするか(他2品はもずく酢と青菜の煮たものだったと思う)。



魚料理が良いらしいので、店の方と相談し、刺身盛り合わせでスタート。すぐにやって来たのはタコ、サヨリ、カンパチとちょっと珍しい感じの盛り合わせである。



早速食べて見ると、まずタコのムッチリとして、それでいて噛み切れる歯触りが素晴らしい。味わいも茹でたとはいえ全く抜けていない感じがする。サヨリは白身というよりは、少し青魚の風味がある綺麗な味。そして驚いたのがカンパチである。これほど歯ごたえのあるカンパチは今までに食べたことがない。たとえて言うなら、ナタデココというか(←美味そうに聞こえない)、何というか。そして脂がとても多いのだが、全く嫌味の無い味わいなのだ。

私史上、多分最高レベルの刺身に感動し、酒はすぐに金陵の燗酒を注文。この金陵という酒、あちこちに看板があり、金刀比羅宮の門前にも店舗があるなど、こちらでは有名な銘柄のようだ。食中酒としてピッタリの落ち着いた味わいである。

次は焼き魚ということで、種類を上げてもらった中から、ベラを塩焼で頂くことにしよう。



ベラは白身のあっさりした味。塩気もきつくなく、ほんのりとした味わいが良く分かる。酒も金陵をお代わりし、次は煮魚だな。今度も魚の種類を聞いた中から、メバルを選択。



おっと、豆腐がついてくるのが嬉しいね。メバルもまたあっさりした白身魚だが、煮付けとあって味の印象はかなり異なる。少し濃い味のものが欲しかったところなので、魚の頭の部分を含めて隅から隅まで食べつくす。

この店、常連さんが主体とあって、カウンターで知り合い同士の会話が弾む。ちょっと関西弁に近いような、それでいて圧力を感じないほんわかとした地元訛りでの会話は聞いていても面白い。地域柄なのか、突然源平合戦の話が始まったのには、ちょっと驚いた。



魚の美味さに満足して外に出るが、次の店に移動するのが嫌になるくらいの雨が降っている。少し様子を見てからアーケード街の方に移動する。


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