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Channel: 散歩日記X
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なぜか高松(14)日本酒

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こんぴらさんでこの旅行中、唯一の汗を流し(全般的に涼しかったのだ)、高松市内に戻ってきて駆け込むのは、居酒屋「SB」である。今日の流れでは、最初の一杯はどうしてもビール。通しにかぼちゃを煮て、海老をあしらったものが出てきた。



おお、美味いじゃない。これは水準の高さが感じられる。続いて刺身を盛合せでもらおう。今日は剣先イカ、サンマ、ハマチの3点盛りである。



サンマは今年初めて食べるなあくらいの感想しかないのだが、西日本で食べるハマチの歯ごたえと味の良さはたまらないものがある。そして特筆すべきは剣先イカで、イカにも種類があって、それぞれ味の特徴というのも違うものだと思わせられる。これは酒だなと相談すると、おかみさんの方がいろいろ検討してくれた結果、四国つながりで愛媛県の石鎚純米吟醸を頂くことになった。これを燗してもらおう。



おお、いいんじゃないか。食中にすっきりと飲みやすい感じがする。つまみに、名前だけで選んだずるずる巻というのを注文。



なるほど。梅、オクラ、山芋、なめこを海苔で巻いて食べるものらしい。食べやすくはないが、酒には合うし、健康的な感じがする。オクラは鹿児島が大産地なのだが、四国でもかなりとれるんだよね。

さらに総菜3点というのを注文。内容はあこう煮、ポテトサラダ、鰻ときゅうり・ずいきの和え物という素晴らしい組み合わせ。中でもあこう煮は実にいい煮魚の味がする。



これで酒はさらに進み、鳥取の酒福羅をまた燗で注文。おっと、面白い酒器に入って酒が出てきた。酒の色が黄色みがかっているが、味の方も少し紹興酒寄りの味わいがあり、後で食べる鱧カツにも負けない感じだ。



 

そういえば、酒を飲むときに水を出してくれるお店は良くあるのだが、ここではぬる燗くらいのお湯の状態で出してくれるのだ。初めての経験だが、これが燗酒と違和感がなく、スッと飲みやすいのである。

それでは最後に締めで鱧カツを食べることにしよう。タルタルソース添えで、思いっきり揚げ物状態で出てきたが、食べて見ると白身魚の味わいはある。細長いフライはオクラで、火を通しても良いものである。



今日は工夫のある居酒屋料理とそれに合わせた燗酒の美味さを堪能した。

 

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